チャット


昨日、モデムの電源を一旦落としてから接続が調子いい。いやこれが本来そうあるべきな接続サービスなんだけど。最近どうにも、調子が悪かったのだ。


で、ちょっと封神サイトを回っていたら、なりきりチャットのサイトをいくつか見つけた。
でもなんか携帯からの参加が前提みたいな感じ。しかもキャラ登録制。
最近はみんなそうなのかな? なんか、居心地が良さそうに思えなかったので(失礼)一通り眺めて、やっぱり登録する気にはなれなかったのでやめておいた。
2週間発言が無かったら削除、とかもあった。そうなの?
みんな2週間もブランク空けずに毎週何曜日から決まったキャラでチャットしてるの? そんな封神ファンってまだいるの?(何言ってるんだ私?)
なんかなぁ。削除されないために半義務的にチャットするのってなんか本末転倒だ。
登録制だからこそ、そういう制度は必要になるのは分かるんだけど…。
ロール(本体)レスも制限されたり。その場合はタメ口禁止とルールに書いてあったり。


私がかつて何年も前に住み着いていた(笑)なりきりチャット(キャラチャットと言っていた)は、そんな縛りみたいのなかった。すくなくとも誰かが入ってきたら可能な限り挨拶はするのは当たり前。人間としてのマナーだ。
キャラもかなり自由だった。その場に既にいるキャラ以外ならなんでもアリだ。
はじめ太乙でよく遊んでいたんだけど、そのうち私より先に入って太乙を使う人が来たので、道徳になってその太乙さんと遊んでいた。そのうち特定の雲中子さんと絡むようになって、その雲中子さんが呂岳ラブだったので、結果、なんとなく連帯感みたいものが生まれていた。
誰がどのキャラを使うかは大抵限られてくるけど、それでも、私は色物以外でも遊んだりした。さらに猫耳とかのオプションも、その場に嫌がらない人がいればつけていた。
その意味で、キャラが登録制なのはちょっとやりにくい。色んな人が演じる色んなキャラとお喋りしたいと思う。
Jの雲中子は原作に近かったし、Dの雲中子は私の妄想に近かった。誰を演じても素敵にこなす人だっていた。李興覇で入ってその人の王魔と遊んだりした。ちなみに、男性が2人いた。なつかしいな。


多いときで十数人が同時にいたりして、必ずしもその全員と喋るというのは難しい時もあったけど、太乙といちゃつきながら別の、たとえば太公望や天化のキャラやその本体とも会話をしていた。
そのキャラチャの面白いところが、誰かと知り合って早々、本体同士では「初めましてー。呼び捨て&タメ語OKですよ」とかいう会話がなされるのが通例だった。
もちろん、そのやりとりをしていない人にはきちんと敬称つき・敬語で喋るのだけど(そういえば本体同士の会話もかなり多かった)、そのうち呼びタメの方が楽になって、「今更だけど呼び捨てで良いよ」なんてやっていたりした。
だから、そこで知り合った友達は本当に友達みたいだった。本体の会話も楽しみながら、キャラが喋ることでお互いの封神世界が共通して拡がっていく。同じ妄想世界を共有する、同じキャラが好きな人と友達になれるのだ。
小うるさいルールなんかなくても、中にいる人同士でトラブルなんて(ほとんど)なかった。トラブルがあっても、十分解決可能だった。
どうして今は、いちいち「挨拶はしましょう」とか書いてるんだろうね。
そんなこともルール化しないとできない人が増えているんだろうか。やっかいな時代だ。


サイトの管理人さんとして知り合うと、どうしても受け身になる。自然と「○○さんの絵ってかわいー」と、独り言でも「さん」付けになる。きっと仲良くなってもさん付けのままだろう。
キャラチャの本体として知り合って、上記のようなやりとりをしてから「ここでサイトやってるの」と言われたサイトに見に行けば、「うわ○○あのネタ描いてる!」と同じ目線で楽しめる。お互いの立ち位置が全然違う。


私の事を「まなと」って呼んでくれる人たちは、もう大半が封神サイトをたたんでしまった。「ねーまなとー」って甘えてくれるのが好きだった。
けっこう、寂しい。
今、今あるようななりきりチャットをやったとして、あの頃遊んでいたものとは全く別のものとして捉えないと不満が出そうだ。


あのキャラチャの空気は一体なんだったんだろう。
すごく居心地が良かった。ほんとうに入り浸っていた。(他の事をやらなさすぎて姉に怒られた)
ああ、いかんなぁ。どうしても懐古的になってしまう。